暮らしに役立つ写真術03 正確に写す

ママフォトグラファー

カメラは正確に写してくれない!?

カメラは、被写体を正確には写してくれません。正確に写すには、撮影者(私たち)が色々と工夫を凝らす必要があります。今回は、撮影物を正確に写すポイントをお伝えします。

ここでのカメラとは、レンズ交換できるカメラスマホカメラ、のことです。この二つは、正確に写す方法が少し違うので、分けて説明します。

ちなみに、スマホには、本体背面にあるアウトカメラと、自撮りに使うインカメラがありますが、今回はアウトカメラについての説明です。インカメラは、正確に写すのは難しい、インスタント感覚で使う遊びカメラだと考えてください。

スマホカメラで正確に写す❶ 背の高い被写体

スマホで正確に写す方法です。ママが普段使いしているカメラはこちらかと思いますので、先に説明します。

スマホで撮ると、こんな感じで頭でっかち尻すぼみな写真になる経験はありませんか?スマホのカメラを起動してそのまま撮った写真です。

あ、ちなみにこのボトル、新婚旅行でボルドーで買ってきたもの。先日やっと飲んで記念に撮影しておきたかったという・・・洒落たご馳走と飲みたかったけど、家族のたこ焼きパーティーで開けました。

 

余談はさておき・・・

クイズ☆ 

正確にワインボトル写すにはどうしたらいいでしょう?

①カメラ機能を立ち上げそのまま撮影

レンズが上の方にあるので、頭でっかち尻すぼみな印象に。

②逆さにしてみる

スマホを逆さに持ち、レンズのある方をテーブルにつけて撮影。新鮮な視点に。堂々とした雰囲気を撮るにはいいかも。

◉逆さ持ちのま真っ直ぐに撮る

逆さ持ちで被写体の中心を狙って撮ると、歪みのない写真になります。

答え ③でした。

🔴子供撮影に生かすポイント🔴子供が素敵な衣装を着た時、逆持ちして、ウエストレベルにレンズが来るよう写しましょう。

スマホで正確に写す❷ 箱型あるいは雑貨など

先ほどは縦に長いものについて説明しました。今度は箱型の物を正確に写す方法についてご説明します。

またまたクイズです★

箱を正確に撮影するのはどうしたらいいでしょう?

①そのまま撮影

左右がかなり歪んでいます。

②ズームの度合い、半分くらい

左右の歪みがかなり真っ直ぐになってきました。

③ズームを一番右に

ほぼ真っ直ぐになりました!

答え ③と言いたいところですがです

スマホはズームするほど、画素数が減り、画質劣化につながります。撮りたいものに近づいて撮るように心がけましょう。正確に写すためにぐっと望遠にしたいところですが、画像劣化を招きます。ズームの度合いは半分くらいまでを目安に。よって答えは②となります。

あ、ちなみに撮影した箱は友人がプレゼントにくれたワイングラスの箱!ワイン好きなワタクシです。

歪みが気になる〜〜〜!!という方はレンズ交換できるカメラを使ってみてください。

カメラで正確に写す

ここでいうカメラとは、レンズが交換できるカメラのことです。メラの場合、被写体によってレンズを交換します。

広角レンズを選べば広い範囲を撮れ、標準レンズは目に見える範囲を写せ、望遠レンズは遠くの物を大きく撮れます。本来は撮りたい物によってレンズを変えますが、レンズの性質が分かりやすいよう同じ物を撮影してみました。

↓↓↓

①広角(広い範囲を写す)で撮影・・スマホと同様に箱の奥が真っ直ぐに写りません。

②標準(目に見える範囲を写す)・・左右の線が真っ直ぐになってきました

③望遠(遠いものを大きく写す)・・かなり真っ直ぐになりました

物を正確に写すには③で撮影するのが良さそうです。緑バックの箱は、フルサイズのカメラ、レンズの焦点距離は105ミリで撮影しました。

カメラのレンズについて・・・カメラのレンズは書いてある数字で写る範囲が変わります。レンズの数字は「焦点距離」といい、数値が小さいほど広い範囲を写し、大きいほど遠いものを物を大きく撮影できます。最も画質が綺麗なフルサイズカメラは、広角は35ミリ以下、標準は50ミリ、望遠は70ミリ以上を言います。APSーCは広角は24ミリ以下、標準は35ミリ、望遠は50ミリ以上です。数字がカメラの種類によって違うのはセンサーの大きさが関係しています。

参考:ニコンZレンズ 24−70ズーム

逆さ撮りを忘れても

逆さにして撮るのを忘れても、最近は便利な加工ソフトが携帯についています。とはいえ、自分の目で見て、ちゃんと撮っておくと編集作業時間も手間もかからず、時短になります。画像劣化も少ないです。うまく撮れなかった時のお助けが画像処理と思ってください。

でも・・・忙しいママは逆さにする余裕ないかも!

子供さんが晴れ着を着た時にだけ、逆さにして正面から撮るということだけ覚えておけばいいでしょう。あとは気が向いた時に逆さにして写真を楽しみましょう。

水平垂直を意識しよう

最後に、正確に写すために忘れてはいけないこと、もう一点!!水平垂直を意識しましょう。下の写真、ちょっと大袈裟にしていますが、箱の蓋が歪んでて、後ろのテーブルの線も傾いています。

それをヨイショと変えます。

箱を閉め、テーブル線を真っ直ぐにしました。違和感なく写真を見れると思います。撮影物をきちんとセッティングするのも大切なことですね。

次回は12月1日金曜日アップ予定。毎月1日は写真整理の日だそうで、家族写真の整理方について書きたいと思っております。どうぞよろしくお願い致します。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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