半年分の作品を撮影しました
子供の作品を半年分撮影しました。
撮影して思ったのが、めちゃくちゃ重労働だということ!!!腰と太腿裏にきます。翌日も筋肉痛がきつい・・・作品を床に置いて中腰で撮影の繰り返し、作業をする場合、仲間を作るのがおすすめです。仲のいいママ友さんと作品撮影会を催すとか、お子さんが小学生なら一緒にするのもいいかも。一人でない方が、作業効率も高いと思います。
正確な色の再現
子供の作品といえども、大切な芸術品です。芸術品の撮影で大切なことは正確な色の再現です。カメラは機械なので人間の目のように正確には写してくれません。こちらで手を加えないと正確には撮れません。
今回の撮影で選んだ背景紙はグレー。撮影後に補正しなくても、実物に近い色味と明るさが再現しやすいため、作品撮りに最適です。地味な色味ですが、作品を引き立て、大量の作品を淡々と撮っていくのにも向いています。
一言にグレーと言ってもさまざまな濃さがあります。白とグレーの中間くらいの濃さが最適です。写真で比べてみるとよく分かります。
白背景
グレー(中間の濃さ)背景
黒背景
上の三つの画像は、白いココットを同じ条件で撮影した写真です。
白背景はよくバック紙に使われますが、実は色が濁って撮影物がグレーぽく写ります。それは、カメラが白を明るすぎると判断して、画面全体のバランスを取るために、補正してしまう効果があるからです。白を背景にしたいときは、撮影後の補正が必要になってきます。
黒背景は、コントラストが強くなるので、色を正確に再現するのには向いていません。
ちなみに下写真は、白に近いグレー背景で撮影したものですが、これも白いココットを白くは写してくれません。
このように、背景紙に中間の濃さのグレーを使うと正確な色味と明るさを再現してくれます。
実際に私が子供作品の撮影に使ったバック紙はスーペリア社のニュートラルグレーです。サイズは90センチ✖️150センチ。他の色は、別の撮影でも使えそうなのでこの3色セットを購入しました。ニュートラルグレーだけの3枚セットもありました。
子供の作品は画用紙が多いので基本的に白い紙の撮影なのでグレーが楽ですが、黒い作品やグレーの物もあるので、その時は白や黒も使います。臨機応変に考えましょう。
撮影開始!!
さて撮影の開始です。作品分けは前回で終了しているので、最新の2023年4月〜9月まで、4歳時の作品を撮影していきました。
仕事で絵画撮影となると、壁に貼って全体に光が均一に行き渡るようなライティングしたりしますが、そこまで厳密にはしません。
グレーのバック紙を床に敷き、その上に置いて、上から撮影します。
下の写真のような感じで、左から自然光が入る場所で、右側にレフ板をたてて光を拡散させ、作品全体に光が均一に当たるようにします。部屋の電気は消します。立体物も同じです。脚立も用意しましょう。大きいものを上から撮影するのに必要だからです。
光についてはブログ内の「暮らしに役立つ写真術光の効果」もご参考にしてみて下さい。
写し込みを作ろう
作品撮影開始〜〜!!と言っても、まだ撮影してはいけません!「写し込み」を作りましょう。
この作品はいつの時期のだよ〜というのを書いて、作品撮影の前に撮っておくのです。この一手間で、作品整理が楽になりますよ。
撮影終了
作品をパソコンに取り込んで、作品を整理していたら息子がやってきました。
私:これ覚えてる〜?
とトップの写真を見せたら
息子:おぼえてるよ!のんたんだよ!
私:ええ!!のんたん!
息子:そうだよ!(当たり前やろという顔つき)
「これがのんたんだったとは〜分からなかった!」なんて言ったら、彼のプライドを傷つけるので、「カラフルなのんたんだね〜」と言って話を終わらせましたが、分からなかった。もしかしたら、一緒に絵を描いてるときは分かってたのかな。作品集を作ったら、また面白い話を聞けそうです。痛腰も太ももの筋肉痛も癒された気分でした。
次回は、撮影した子供作品のプリントについて書きたいと思いますが、間に合わないかもしれないので・・・先送りして別のネタにするかも。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!