子連れ旅を楽しく撮る〜後編:撮影術〜

ママフォトグラファー

お待たせしました〜!

「子連れ旅を楽しく撮る」後編お待たせしました! (待ってくれてる人がいたらいいなという想いを込めて、笑) 撮影術をご紹介します。

旅行だからといって子供の撮影方法が変わるわけではないのですが、気をつけているポイントを箇条書きにしてみました。

❶撮りすぎない

ピース写真を撮らない

何をしているか分かる写真を撮る

記念撮影をする時は構図を決めてから立たせる

❺リクエストにお答えする

の5点くらいでしょうか。

先日、遠方に住んでいる妹宅に3泊4日で遊びに行ってきました。従兄弟のお兄ちゃんにいっぱい遊んでもらいました。その時の写真を参考にしつつ、撮影術について説明します。

 

❶撮りすぎない

撮影術と言いながら、最初に「撮りすぎるな!」とはどういうこと!!怒られそうですが・・・写真はこだわり出したら、きりがありません。子供と旅行しているのですから、写真はほどほどで旅行を楽しみましょう。それに、写真にこだわり過ぎると子供に嫌われます。撮るのを嫌がられないよう、撮影時間はできるだけコンパクトにするよう努力してます。

とはいえ、色々撮ってしまうのですが。

❷ピース写真を撮らない

ピースしててもいいのですが、『ピース』と声がけはしません。こちらを向いてほしければ、名前を呼ぶくらいでしょうか。遊んでいる自然な雰囲気を撮るようにしています。

 

例えば・・・

後ろ姿にもストリーがあります。子供の見ているものも込みで撮影。顔は見えなくても楽しい様子は伝わってきます。ちなみに、滑り台は一緒に滑って後ろから撮りました。この写真が今回の旅行で一番頑張ったかも(笑)。

 

 

熱中している様子を撮影。邪魔はしない。

 

 

 

❸何をしてるか分かる写真

後で写真を見た時に、どこで何をしてるかわかる写真を撮るようにしています。

 

すり鉢状になっている遊具。どんな形か分かるよう構図を決め、息子が遊んでいる様子を撮影。

 

大きくながい滑り台を滑ったという様子を撮りたいので、滑り台の長さが分かるように構図を決め、子供が滑ってきたら撮っています。動かなくていいので楽ちん。

 

初めて遊ぶ遊具、形を分かるように構図を決め、息子が遊んでいる様子を入れて撮っています。子供は小さくても良い。

 

❹記念撮影は構図を決めてから

子供はじっとしてない生き物です。名所背景に子供を撮りたい時は、どう撮るか決めてから立ってほしい場所に立たせさっと撮ります。撮影時間の短縮にもなります。

❺リクエストにお答えする

子供は予想外の面白いことをしてくれます。子供からの「撮って欲しい」というリクエストは大切にしています。

例えば・・・お茶を飲みに私に向かって走ってきた息子。走ってるところを撮ろうとしたのですが、間に合わずちょうアップの写真が撮れました。息子はそれを狙っていたようで、スピードアップして走ってきたようです。アップ写真に大ウケしていました。思いがけず、息子の楽しい気持ちが溢れている良い写真が撮れました。何をしてるかは全然わからないけど、子供の気持ちに答える時はルールは無視でいいんです。

雑誌カメラマンという仕事

メインの撮影業が何かと聞かれたら、「雑誌カメラマン」と答えます。関西の観光ガイドブックや雑誌を撮影しています。 大学の時に出版社でバイトをしていたのがきっかけで、雑誌のカメラマンを目指し、幸運にも雑誌撮影ができるようになり、取材で色々な所に行けるのは楽しく飽きることがありません。仕事を始めて20年以上になりますが、できる限り続けていきたいと思っています。

初めて大阪のガイドブックを撮影した時に頂いた仕事は、ランドマークを撮ってくること。ヘップファイブの観覧車、難波のひっかけばしなど。仕事を回してくれた先輩に、「何を撮ってるか一目で分かる写真を撮ってこい」というお達しでした。 これが意外に難しくて、一眼見て何か分かるように撮る為に、撮影場所探しや構図やアングルを考えて頑張ったものです。

この時の「何を撮っているのか一眼で分かる」というのは仕事の写真を撮る上で大切なことです。かっこいい写真を撮っても雑誌で使いにくければ意味がありません。

子供写真を撮る時にも、このことは大切にしていて、家族や祖父母に見せる写真なので、何をしているかわかりやすい写真を撮るようにしているのは、そのためです。

かっこいいや、雰囲気のある写真を撮るのは、自分1人の時間に向き合うようにしています。

今回は以上になります。

私が考える撮り方なので、正解というものでもありませんが、子連れ旅行写真の参考になると嬉しいです。

これからゴールデンウィーク、暑くなりそうですね。楽しい思い出をいっぱい撮れますように。

 

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