新しいカメラが欲しくなる季節
4月、新しい学年の始まりですね。
学校行事の記録に、カメラやビデオを新調される方も多いのではないでしょうか。今回は、学校行事で使っている撮影機材と撮影方法をご紹介します。機材購入や撮影のヒントになれば嬉しいです。
我が家の撮影方法
機材や撮影方の紹介前に、運動会や劇参観など学校行事の我家撮影方法です。
私が一眼レフカメラで写真を撮影、夫は携帯で動画撮影がメインで写真はたまに撮る、という感じです。1人で参観する時は、一眼レフで撮って、基本は写真のみ。動画が撮りたくなったら携帯を使います。
携帯で動画を撮るのは、パソコンでの処理が大変なのと、容量が大きいので面倒になって手をつけないことが多いからです。慣れない動画は携帯で撮ると、私にとってはストレスフリーです。
学校行事ならこのレンズ
学校行事用に使っているカメラはニコンの一眼レフのミラーレスカメラ・Z6、これにニコン18-200mmf/3.5-5.6G(DXフォーマット)をつけています。
ミラーレスカメラに、古い一眼レフのレンズを付けているので、間にマウントアダプターが必要で、巨大なレンズのように見えますが最新機材ならもっとコンパクトになります。
一眼レフカメラの撮影方法ではありますが、行事撮影のポイントなども書きますので、携帯で撮影される方も参考にはなるかと。次の章で撮影方法について書いていきますね。
「学校アルバムのカメラマン」という仕事
撮影の仕事を始めた頃、学校アルバムの撮影をお手伝いしてました。当時は、高校の入学式や卒業式、証明写真などが多かったです。もう20年くらい昔の話ですね〜びっくり!
息子が産まれた5年前、息子6ヶ月〜2歳半まで学校アルバムの撮影に力を入れていたこともあります。これはつい最近のことで、幼稚園の行事撮影が多かったです。
その経験を踏まえ、学校行事撮影について考えてみます。
学校行事の撮影は、普段の撮影と違って動くことができません。決まった場所から撮影しなくてはいけません。良い写真を撮るために出来ることと言えば、早起きして前の席を取るぐらいですが、それでも我が子を撮るベスポジかというと必ずしもそういうわけではありません。
仕事で撮影しているカメラマンも、出来るだけ動かないようにしています。定位置は後方の親御さんの参観の邪魔にならない場所で、邪魔になる場合は立て膝、移動は中腰、必要な時にだけ立って撮影、黒子のように目立たない!これが原則です。 原則を守りつつ、全生徒を撮影するには、近くから遠くまで撮れる長いレンズが必要です。大きすぎても移動の邪魔になるし、屋外は明るいので、高性能の明るいレンズでなくていいです。
その時に仕事で使っていたのが、今回紹介したレンズです。
ちなみに、仕事で使用していたカメラは違いました。連写が強いデジタル一眼レフを使っていました。自分の子供だけ撮ればいい、幼稚園児で足が早くないので、今は普段から仕事で使ってミラーレス一眼(普段使わないサブ機)を使っています。
カメラが大きくて持って行くのが恥ずかしかったのですが、結局満足いく写真が撮れるのはこのレンズでした。 近くを撮っても、望遠にしても、画像が荒れずきれいに撮れるのも、携帯と一眼レフの違うところです。
学校カメラマンの仕事は、子供を大体4人〜5人づつ撮影していきます。全体を撮ったり、必ず複数人撮ります。時間内に1人づつ撮影している時間もありませんし、1人の写真は親でも撮れるけど、クラスメートと写っている写真は貴重な思い出です。また、売り上げの為でもあります。1枚の写真に5人写っていれば、最大5人が購入する可能性がありますが、1人だと1枚しか売れないからです。売れないこともあります。
学校カメラマンが特に気合いを入れているのは集合写真です。クラス全体が分かるような写真はプロに任せて、親が狙うのは子供のアップ写真。アップを中心に撮っておけば、販売写真とのバランスも取れあとでアルバムに入れた時も同じような写真が並ばず、楽しいものになります。アップと言っても顔だけでなく、何をしているか分かる写真、全身か上半身を撮っておきましょう。
撮影より大切なこと
撮り方をあれこれ書きましたが、学校行事は、子供の姿を見ることが大切で、写真はおまけです。カメラが壊れて写真が見れなくても大丈夫よって言えるくらい、心に我が子の姿を焼き付けましょう。
動画を夫に任せるのは、観覧に集中したいからです。写真は良い表情をいくつか撮れたら、参観にすぐ戻ります。片手に動画では、画面をチラチラ見つつの参観、子供に親の感動が伝わりにくいそうです。自分で動画を撮る時も神経を使わなくていい携帯にしているのもそのせいです。前は動画の勉強になるかな〜とも思っていたのですが、動画の勉強は別にした方が良いと割り切っています。
機材購入前の注意
機材は高価なので悩みますよね。荷物が重くなるのも嫌だし。重さ、自分の手に馴染みはいいか、ボタン操作はしやすいか、外で撮影することが多いので液晶画面だけでなくファインダーも付いているか、などが私が機材を選ぶポイントです。
機能が自分に合っているなら、新品である必要はありません。中古でいいものもありますし、今使っていない機材を下取りに出せば、より安価で手に入れることができます。一眼レフを持ってらっしゃるなら、レンズを追加購入するのもおすすめです。
次に欲しいのはこのレンズ。中古でうまく手に入れたら、今のレンズは処分する予定です。NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
素敵なカメラを手に入れて、学校行事も、思い出写真撮影も楽しくなりますように。そして撮影した写真は是非プリントして、おうちに飾って下さいね。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回アップは4月半ばを予定しています。